賃貸物件 ご契約までの流れ
1.希望条件の整理
上手なお部屋探しのためには、まず希望条件を整理することから始めましょう。
希望は上げていけはキリがありませんが、まずは下記の4つは最低限決めておく必要があります。
その他の希望(駐車場の有無やペット飼育可など)は優先順位をつけて書き出してみましょう。
家賃 | 一般的には収入の30%までが目安とされています。 家賃と駐車場料金、管理費等を含めた毎月の支払金額の上限を明確にしておきましょう。契約の際に必要となるお金は、家賃が基準となり、一般的には 『家賃の6ヶ月分』 とされています。 ◆敷金2ヶ月、礼金2ヶ月、仲介手数料1ヶ月、前家賃1ヶ月 |
立地 | 勤務先や学校からの距離、交通手段や周辺施設などを考慮して住みたい場所を絞り込みましょう。 |
間取 | 家族構成や生活様式を考慮して、間取りや広さを考えましょう。 |
入居時期 | いつから入居したいのかを明確にしておきましょう。 |
2.情報収集・不動産会社で相談
希望が整理できたら、物件探し開始です。
ネット検索や情報誌、不動産会社の店頭で気になる物件を見つけたら、即、不動産会社に問い合わせましょう。
不動産会社には、情報を公開する前の物件も多数ありますので、希望を伝えて探してもらえば、さらに良い条件の物件が見つかるかもしれません。
3.物件見学
気になる物件が見つかったら、現地に見学に行きましょう。間取図だけではわからない室内の傷み具合、天井高や設備、窓外の景色、近隣の音など、周辺環境含めて物件を直接確認し、希望条件に合うか検討します。不明な点は不動産会社に何でも聞いてみましょう。丁寧に対応してくれる不動産会社なら、入居後の管理の対応も安心です。
4.申込み
借りたい物件が決まったら、再度契約金額等の条件を確認し、「入居申込書」を提出します。
入居申込書には、本人の氏名、現住所、勤務先、年収などを記入します。また、連帯保証人の情報(氏名、住所、勤務先など)も必要な場合もあるので、予め連帯保証人を決めて用意しておきましょう。
◆入居申込み時に必要なもの
身分証明書 | 運転免許証、住民票、学生証等 |
印鑑 | 認め印 |
収入を証明するもの | 源泉徴収票や納税証明書、確定申告書のコピーなど |
連帯保証人の情報 | 氏名、住所、勤務先、年収 |
5.入居審査
◆契約時に必要なもの
入居申込書提出後、すぐに契約ができるわけではありません。
「家賃を払い続ける収入があるか、入居に相応しい人物かどうか」を家主や不動産会社が審査を行います。審査には時間を要します(場合によっては数日かかります)ので、その間に契約時に必要な書類や金額等の準備を進めておきましょう。
敷金 | 家主に預けておく担保金。家賃を滞納した時や、退去時に賃借人負担の修繕が必要になった時に、ここから費用差し引かれ、残金が退去時に返金されます。 |
礼金 | 契約時に家主に「お礼」として支払うお金。返金はありません。 |
仲介手数料 | 家主と賃借人を仲介した不動産会社に支払う手数料。家賃1ヶ月分+消費税。 |
前家賃 | 入居月の家賃。 |
住宅総合保険料 | 火災や水漏れ等に備えて加入します。1~3万円程度。2年ごとに契約更新するのが一般的です。 |
住民票 | 本人の住民票。 |
印鑑・印鑑証明 | 印鑑証明は事前に自治体窓口で登録が必要です。 |
収入を証明するもの | 源泉徴収票や確定申告書のコピー。 |
連帯保証人の同意書 ※ | 契約書または所定の用紙に連帯保証人がサイン・捺印したもの。 連帯保証人の収入を証明する書類、住民票、印鑑証明が必要な場合もあります。 |
通帳・届印 | 家賃を口座振替で支払う場合は口座番号と届印が必要です。 |
※連帯保証人ではなく保証会社契約が必須、またはどちらかを選択できる、あるいはどちらも必要な場合があるので、申し込み時に確認しておきましょう。保証会社契約が必要な場合は、保証料が必要となります。
6.重要事項説明・賃貸借契約
入所審査に通ったら、不動産会社による重要事項説明、入居中の注意点、敷金精算の方法などの説明を受け契約となります。説明をよく聞いて、なにか不明な点があったら遠慮せずにその場で確認しましょう。内容を十分に確認してから契約書にサインおよび捺印し、必要経費を支払います。その後、契約書と鍵が交付され物件の引渡となります。
7.引越し
契約が済んで入居日が決まったら、引越しの準備です。
入居引越し会社に見積もりを取ったり、様々な手続きをしなければなりません。慌ただしくなるので、やるべきことをチェックシートで確認しながら段取りよく進めましょう。
不動産会社に引越しの業者を尋ねてみると、お得な情報が聞けるかも・・・!